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2019.12.26 (Thu)

聖夜にて候 ①

◆pm18:30
 神戸でクリスマスを過ごす…っと言うと聞こえが良いが毎年毎年、独りである。何十年もクリスマスを過一人で過ごすと悟りのようなものが開けてくる、そして何も感じなくなるのである。
 南京町に行くとカップルだらけである、此の後メリケンパーク辺りを散歩して、ラブホテルに行くのであろう…不潔極まりない。

◆pm18:45
 地下に潜り『有楽名店街』へ、スナッカーズにはココが御似合いである。
 クリスマスのイベントを開催している店は“あんじゅ”のみ、高齢ママさんが殆どのコノ街にはクリスマスは縁遠いモノなのかも知れない。
 “あんじゅ”はキチンとクリスマスイベントをしているので、会社や友人達との飲み会ルートに入れて貰えている。ココが出来る所と、出来ない所の差では無いであろうか?今夜は21時から貸し切りに成ると聞いていたので、まず“あんじゅ”を覗いてみる。

 店の中に入ると、既に数人の御客さんが居られ、『九時から貸し切りなので早めに来た』っという、なんとも店にとっては大変有難い方々ばかりである。
 カウンター席の後ろには小さなクリスマスツリーが点滅し、鏡やボトル棚のガラス扉に反射し、とても幻想的である。ママが用意してくれていたのは「モスチキン」、かぶりつく所に骨が無く食べやすいのであるが、このような鶏を作っているのか??っと考えると怖いものを感じるが…そうではないはずである
 外国では七面鳥を食べるが何故か、日本は鶏を食べる…ちなみにクリスマスケーキを食べるのも日本だけである。

 なんざかんざ文句言いながらもチキンにかぶり付いていると、店の可愛い娘たちがドスッピン一人また一人と現れ、変身する為にトイレへと向かっていった。
 帰ってくると皆、女サンタに変貌お金取れる仕様になり、カウンター内に入っていった。
 一人は小生の前でクラムチャウダーと握り飯を食べ出す、こういう所が、スナックとクラブの差であろう。しかし其れでも怒られる方が居られるとしたら、会計の際に自身が恥をかくであろう。こんなに安いの?っと思うからである。

◆pm20:20
 日曜日にもコノ界隈に来た時のように、店の皆にクリスマスプレゼントを渡した。
 もうぼちぼち予約の御客の邪魔に成らぬように、コノ辺りで今夜は失礼させて頂く。
 年内は此の街とも御別れなので『良いお年を』っと言い合い次の店に向かうのであった・・・つづく。
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